第2メディア通信

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大人気ホビー特集 BONSAI

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BONSAIはパーツをカットして改造できる観賞専用植物!いろんな改造で自分専用に改造を加えたオリジナルBONSAIでライバルたちとバトルだ!

 

 

 

選べるカスタマイズ4種類!

松柏類!

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オーソドックスなBONSAIを楽しみたいキミにオススメのBONSAIだ!松柏類にはBONSAIの基礎がすべて詰まっているぞ!

花物!

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華やかなBONSAIを楽しみたいキミにオススメのBONSAIだ!フレグランスなBONSAIでクールに決めろ!

 

実物!

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実のあるBONSAIを楽しみたいキミにオススメのBONSAIだ!中身のある力強いBONSAIでガンガン強気に行こうぜ!

 

葉物!

 

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落ち着いたBONSAIを楽しみたいキミにオススメのBONSAIだ!一味違う落ち着いたBONSAIを見せつけて、ライバルに差を付けよう!

 

 

さあ、君もBONSAIの世界へレッツゴー!

 

みんなにもBONSAIの魅力、伝わったかな?早速手に入れて、自分だけのBONSAIをカスタマイズしようぜ!

 

 

 

文責 吉田 雄三

チェックシャツの底辺生活~知られざる実態~

汚く物が散乱した部屋、洗濯もされずに着たきり、いくらほつれても直してもらえない薄汚れた容姿……底辺のような生活に喘ぐチェックシャツが急増している。オタクの母親に買われ、オタクに着られたまま10年以上も底辺生活に喘ぎ続ける彼ら。彼らが底辺生活から抜け出す方法はないのか……編集部では解決の糸口を探る。

 

オタクに買われたからー洗濯もされない生活

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「洗濯はほとんどされたことがありません。一度着られたら一週間はそのままです」

 

長野県に在住するチェックシャツのAさん(仮名、10歳)はこう語る。ところどころに黄ばみがあり、汗にまみれて色褪せたその容姿からは疲労した様子が見て取れた。

 

10年前、チェックシャツとして作られたAさんは一人の婦人に買われ、その息子に着られるようになったのだという。

 

「はじめの頃はまだマシな生活でした。着られるのも三日に一度とかで、そのたびに洗濯をして貰えた。でも、息子がオタクになって、大学生活のために一人暮らしをするようになって状況が一変しました」

 

それから息子は大学の講義へ行くときも寝るときもアイドルのライブに行くときもAさんを着つづけ、洗濯することも全くなくなってしまった。

 

「酷い時では一か月は私を着たまま過ごすこともあった。その間に私はどんな異臭にも汚れにも耐え続けなければならなかった」

 

そのうちにAさんの生活は荒み、ボタンもほつれ、薄汚れて黄ばみも増えてきた。今ではこの生活に慣れてしまった自分もいるのだという。

 

「オタクが新しい服を買うこと?それは無いでしょうね。そんな金があったらアイドルに貢ぐためにグッズを買うでしょうから。私はこれからも洗濯をされないまま着られ続けるしかないんです」

 

そう語るAさんのボタンは曇っていた。

 

圧し掛かる差別問題ー新たなボーダー差別

 

「町中でVネックカーディガンなどに会うといつも冷笑されている気分になる。同じ服なのになぜ彼らはいつも洗濯を施され、丁寧に扱われているのだろうとみじめな気分が抑えられない」

 

Aさんは持ち主のオタクとともに駅前の大型ショッピングモールに行くことがとても耐えられないと語る。オタクがショッピングモールに行くのは店舗の中にアニメグッズ店があるためだ。

 

「私たちは一方的に差別されているんです。この生活が立ち行かないのは私の責任ではない。なのにどうして私たちは他服からも見下され、苦しめられなければならないのか」

 

Aさんはそう語りながらボタンを汗で滲ませる。自分はチェックシャツとして産まれ、ただオタクの母親に買われてしまっただけ。袖を強く絞るAさんの様子からは相当な鬱憤が感じられた。

 

その後Aさんとともにアニメショップへと向かった。道すがらのAさんは俯き加減で周りを気にしている様子だったが、アニメショップへと足を踏み入れると一転、Aさんの背筋は伸び、急に輝きだしたかのようであった。

 

「アニメグッズ店の中は居心地が良い。同じようなチェックの仲間がたくさんいる。薄汚れたチェックシャツの連中を見ているとこんな生活を続けているのは自分だけではないのだなと安心感を感じられる。ほら、あそこにいる彼も私と同じような生活をしているやつですよ」

 

アニメショップにやってきたAさんはそう語って一着のチェックシャツを指さす。確かに汗で黄ばんだ様子と薄汚れ具合から年季が入った風貌が窺えたが、それよりも筆者が気に留めたのは彼を見るAさんのボタンがうつろに輝いていたことであった。

 

「最近だとボーダーの連中もよくこの界隈にくるんですよ。でも正直あいつらとは同列に見られたくないですね。あいつらは縦縞が無い。私たちよりも新参だしずっと格下だ。何よりもチェックはTシャツの上に羽織るもので、なかなか薄汚れていかないけれどボーダーは肌着の上に直接着られるからチェックより全然薄汚い。あいつらは最低の連中ですよ」

 

自分が底辺生活をしていることを認めながらも、Aさんの口からはボーダーを中傷する言葉が止まらなかった。自らが差別されていることに嘆きながらも、自分がボーダーを差別している意識はないのであろうか。筆者が彼に問いかけると。彼は一言「ないです」と答え、またボーダーの中傷をはじめた。底辺生活が差別の再生産を産む……その現場に筆者はまさに居合わせた心地であった。

 

その後、Aさんは2時間くらいひたすら喋ったであろうか。それでも話はとまらなかった。しかしその口から出てくる言葉に未来への希望はない。自分の現状への嘆きと他者に対する僻みと中傷ばかり。追い詰められたこの状況でも、彼は現実逃避から逃れることはできないようだった。

 

 

文責・吉田 雄三